不妊治療への需要の高まり

妊娠というライフイベントは、いまだ神秘に満ちた出来事だと言えます。

さて、不妊治療というのは基本的に妊娠の神秘にチャレンジし、新しいドアを一つ開けてはそれに基づいた試みを積み重ねてきた医療だと言えます。そして、その試みが命の新しい扉をまた開ける事にもなります。

例えば、精子と卵子が融合して「受精」を起こし、その受精卵がたった1つの細胞から2つ・4つと分割していく姿はこれまで人の目では見る事の出来ないものでした。それが、体外受精の技術が登場した事で初めて可能となったのです。

すると、それまでは「卵子と精子が出会えば受精する」という概念だったものが、必ずしもそうではないという発見をしました。実際には受精が起きない事もあって、また受精しても途中で発育が止まってしまうという受精卵も少なくない事が解りました。この発見から、また更に新しい治療法が考えられていきました。

良い不妊治療を受けるためには、まず現時点で解明されている事実を正しく知る事。これが大切だと言えます。そしてその得た知識に基づいて、科学的な不妊治療を求めていくという事が必要不可欠と言ってもいいでしょう。

その不妊治療が今、とても多くの人に求められている医療となっています。不妊というのは、今だけに限らずきっといつの世も存在していて、一定数の人が悩んできた事だと思います。

とはいえ、悩むカップルが急激に増えてきているのも事実だと言えます。

不妊治療の中でも体外受精・顕微授精・凍結しておいた胚の移植の3つをまとめて「ART」と呼んでいるのですが、日本産科婦人科学会のARTデータブックによる国内で採卵から開始された治療の年間実施件数を見てみますと、1990年代前半はARTが年間で2万件弱ほどだったのが2013年の時点で23万件にまで届こうとしています。およそ20年間で12倍以上になっているのです。不妊治療に対する需要が急激に高まってきている事がこの事からわかります。

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