現代の不妊治療事情

不妊治療を受けるカップルがここまで一気に急増した要因は何なのでしょうか。まず挙げられるのは、結婚年齢の上昇・子どもを持とうとする女性の年齢が高くなってきているという点ではないかと思います。

女性は加齢に伴って妊娠しにくくなります。男性の年齢も無関係ではないのですが、女性の加齢による妊娠する力(以下妊娠力と呼ぶ事とします)の低下は早くから始まります。その速度は勿論個人差があると思いますが、それでも女性は歳を重ねていく中で、必ずどこかで妊娠できなくなります。

一方男性は、精巣内で精子は生涯にわたって作られますので、パートナーとなる女性が妊娠できる状態であれば、生涯にわたって子供を授かる事は可能だと言えます。今日の日本では、不妊治療を受ける人が増加しただけでなく、医師にはかかっていないが「自分は不妊症なのではないか」と不安を抱えているカップルも併せて増えてきているのではないでしょうか。

不妊治療に対する報道も昔に比べて多くなってきている為、まだ若くとも「結婚しても子どもは授かれるだろうか」と心配になってしまう人も少なくないでしょう。現代の女性は「産むか・産まないか」の選択の自由を手に入れたとも言われたりしますが、本当にそうなのでしょうか。

確かにかつては、「若いうちに結婚して子どもを産む」というコースしか選べなかったと言えます。その呪縛から解放されたという事は素晴らしい事です。しかし不妊という観点から観ると、女性が本当に手に入れたものは「産まない自由」だけに見えてしまうのです。産みたいのに産めないという人がこんなにも増え、むしろ「産む自由」の方が後退してしまったともいえるのではないでしょうか。

「不妊治療で、望む未来への1歩を踏み出す。」のTOPに戻る